50代。あつまれ、訳ありピーポー/貝殻から出られない人を、私は選べない

貝殻から出られない人を、私は選べない のほほん、生きる

慣れないベッドで目が覚めた。

頭がスッキリしない。でもなぜか、心は昨日より少し落ち着いてる。不思議だな、と思いながら天井を見ていた。

生活の安定の目処は、まだ立っていない。退職を決めて、収入はこれから作っていくところ。客観的に見れば、不安定この上ない状況だ。

なのに。

旅行の計画を立てて、普通の週末を過ごして。そんな穏やかな日常の輪郭が、うっすら見えてきた気がしてる。


心の安定と生活の安定は、別々にやってくる

たぶん私、ずっとこのふたつをセットだと思ってた。

生活が整ったら、心も落ち着く。安定した収入があって、初めて穏やかでいられる。そういうもんだと。

でも違った。

将来の話ができる相手がいる、ということの安心感。それだけで、こんなに心が凪ぐんだと知った。生活はまだぐらぐらしてるのに、心の土台みたいなものが、ちょっとだけ戻ってきてる感覚。

ああ、これが欲しかったんだ、と思った。


貝殻から出られない人のそばにいる苦しさ

ただ、気になることがある。

彼は、傷つくのがこわい。

それ自体は、わかる。傷ついてきた人間が自分を守ろうとするのは、当たり前のことだから。

でも彼のやり方は、いつも冗談っぽく相手を試すことだ。軽い球を投げて、相手の反応を見て、安全かどうかを確かめる。最初は面白いと思ってた、正直。でもそれが癖になって、長い年月をかけて、もう性格になってる。

貝殻にいつでも戻れる位置から、決して離れない人。

それを見ていると、だんだんこっちが苦しくなってくる。


女の本音を、ひとつだけ言わせてほしい

相手を疑うとき、女はわかりやすい行動はとらない。

本当に後ろめたいことがあるとき、女はもっと静かに、もっと巧妙に動く。わかりやすく試されるような行動をとるのは、むしろ「見て」というサインだったりする。

私はあなたを騙すつもりはない。ただそれを、信じてほしい。

疑うことで一番苦しんでいるのは、あなた自身だ。その苦しさをこちらに向けられると、私まで傷つく。好きなのに、傷つく。それがしんどい。


私が出した、今の答え

結論は急がない。

彼が複雑なものを抱えてることには、気づいてる。これからどう動くか、もう少し見てみようとも思ってる。

でも、ひとつだけ決めていることがある。

変わらないままのあなたでは、私はあなたを選べない。

貝殻にいつでも戻れる位置に立ったまま、こっちに手を伸ばしてくるあなたを、選ぶことはできない。

それは冷たさじゃなくて、私なりの誠実さだと思ってる。


最後に

心の安定と生活の安定は、別々にやってくる。

それでいい、と今は思える。

生活はこれから整えていく。心はもう、少しだけ戻ってきてる。そのふたつが、いつかちゃんと揃う日がくればいい。

私は私のペースで、前に進もう。


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