笑えてくる。
1年ちょっと付き合った彼との別れ。
そして、新しく始まるかもしれなかったRとの1ヶ月。
どちらも、あまりにあっけなく「強制終了」の嵐が吹いた。
忙しすぎるだろ、私。
心の中で自分にツッコミを入れながら、どこか冷めた視線でスマホを見つめている。
Rはいい男だった。
思いやりがあって、男気があって、やんちゃな自由人で、優しくて。
昔の私なら、間違いなく「大好き」とすがって、繋ぎ止める理由を探していただろう。
でも、今はそれを言わない。
それは愛ではなく、ただの「自分への酔い」だと気がついたから。
娘の用事で予定が狂い、思うように進まないスケジュール。
重なる違和感。
これはきっと、宇宙が「そっちじゃないよ」と全力で私を止めているサインなのだと思う。
私には、もっと向き合うべき相手がいる。
もっと大切にすべき「自分の世界」がある。
最後、私から送った「ありがと」に対する、彼からの返信。
「さよなら」
一言、それだけだった。
これで、終わり。
正直、今は恐ろしく気分が落ちている。
文字を書き殴っていても、何かが解決するわけじゃない。
心にポッカリと空いた穴を、どう埋めていいのかもわからない。
けれど、これでいい。
収穫もあった。 前の彼は、私の急な予定変更も「いいよ」の一言で流した。
そこに怒りはなかったけれど、今思えば、私との約束に対する「執着」もなかったのだ。
Rは違った。予定が狂うことを残念がり、向き合おうとした。
「自分との約束を残念がってくれる」という形の愛があることを、彼は教えてくれた。
ずっと抱えていた小骨みたいな違和感を言語化できたのも、Rのおかげ。
短い間だったけれど、誠実に私と向き合ってくれようとして、ありがとう。 そして、さよなら。
誰にも依存せず、誰の彼女でもない、私だけの真っ白な世界に、私は強制的に連れ戻されたのだ。
今はまだ、凪のような穏やかさには程遠いけれど。
この痛みも、このあっけなさも、全部抱えて3月へ行こうと思う。
さよなら、2月。 そして、迷いの中の私。


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