地獄(離婚裁判)を這い上がってきた女の前に、現れた二人の男。 一人は毎日「アスリート飯」の写真を送ってくるストイックな彼。 もう一人は、驚くほど意気投合してしまったダークホースのR。Rは実はライン交換はしたものの、その時、忙しい時期でタイミングが合わず忘れていた。
普通なら「モテ期到来!」なんて浮かれるところかもしれないけれど。 50代、一度奈落の底を見た私の心は、意外なほど冷静。というより、少し「怖い」のだと思った。
【善意という名のプレッシャー】
毎日届く、栄養満点な食事の写真。 最初は「頑張ってるな」と思っていたけれど、次第にそれが重荷になってきた。 「君もこういう丁寧な生活、できるよね?」と無言で言われているような、あの感覚。 せっかく手に入れた「適当で、自由で、のほほんとした私の時間」が、誰かのルールで侵食されていく恐怖。そんなの絶対嫌。
【いいなと思うからこそ、怖い】
そんな中で出会った、ダークホースのR。 管理職。遊びも仕事も恋愛も楽しんできた形勢がわかる態度。年齢よりも実際は若々しくて、「ちょうどいい」感覚。会話が弾み、とんとん拍子に「また会いたい」と言われている。 嬉しいはずなのに、LINEを返す指がポツポツと止まってしまう。
なぜ? それは、Rがどうこうじゃなくて、私の心が「自分を守れ!」とアラートを出しているから。 「また自分を見失うほど、誰かにのめり込んで大丈夫?」と。
【自分を「整える」のが先決】
誰かに振り回されそうになった時、私はまず「自分の空気」を取り戻すことにしている。 他人のペースが部屋(心)に入り込みすぎた時は、ホワイトセージを焚いて、一旦リセット。一人の時間の終わりは香り。日中に癒されるのはこちらのヘアオイル。ここ2年近くずっとこれ。
【結び】 恋に臆病になるのは、冷たい人間になったからじゃない。 「二度と、自分を後回しにしない」と決めた、自分への愛。
今は、LINEを返すのがポツポツでもいい。 アスリート飯に疲れてもいい。 私の人生のVIP席に誰を座らせるかは、このセージの煙とネロリの甘い香りに慣れて消える頃、ゆっくり決めればいいのだから。


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