50代でマッチングアプリを始め、8連戦の末に「戦死」した私の体験記。嘘と虚飾が煮凝った世界で疲弊した私を救ったのは、秘密のサロンと、そこでの意外な出会いでした。大人の女性が「自分を拾い上げる」までの再生ストーリー。PAIN IS BEAUTY。
1. 戦場からの生還〜マチアプという名の不法投棄場
年末、1年いた男とバイバイした。 そこから始まった、自分を拾い上げるための「マチアプ8連戦」。 結論から言おう。マチアプ、あれは無理だわ(笑)。 画面越しの期待と実物の落差、透けて見える薄っぺらな下心、何者でもない自分を何者かに見せようとする必死さ……。今思えば、私にとってあそこは人間の「怪しさ」が煮凝ったような場所だった。
2. 秘密の聖域、汗と共に流す手垢
そんな怪しさの煮凝りに中てられて、泥だらけになった私が駆け込んだのは、自分を調律するための秘密の隠れ家。 薬草の香ばしい薫りと熱い蒸気に包まれ、20年分の鎧も、マチアプで付いた手垢も、すべて汗と一緒に流し出していく。 心身ともに「無」へと削ぎ落とされるその場所で、私のすべてを知るオーナーが不意に言った。 「ふうこさんに合う人がいるよ」 画面越しに自分を盛り、相手を品定めする「戦場」から一歩外へ出たところに、まさか9人目の縁が転がっているなんて。
3. O型アスリートという「透明な毒抜き」
今日、その9人目と対峙した。 O型は驚くほど裏表がない。 マチアプの男たちが必死に塗り固めていた「自分勝手な虚飾」が、彼には1ミリもないのだ。 活動も身元もクリア。「関係性に比例した信用」という、当たり前すぎて忘れていた、あまりにも健康的な感覚。 「あぁ、気楽だわ」 気軽で素敵なランチをご馳走になりながら、私は心の中でマチアプの8人を一斉清掃した。
4. 恋愛感情は、まだ「圏外」
彼はこちらを気に入ったようだし、来週も会いたいと言う。 でも、私の心に「恋愛」という火は灯っていない。今はまだ、ただの心地よい「同志」。 恋愛感情はないけれど、ご馳走になったし、とりあえず2月のチョコは持参しよう。 そんな傲慢な余裕を持てるようになったのも、8連戦で男の底意地の悪さや虚無感を嫌というほど味わったおかげかもしれない。
5. 神様からの「本物見極めテスト」
会う人みんなに気に入られる今、神様からテストをされている気がしてならない。 「条件や好意に流されず、自分の直感を信じきれるか?」 20年の鎧を捨て、マチアプで戦死し、今ようやく自分の足で立ち始めた私。
この記録が、今どこかで自分を見失いそうになっている「誰か」に届き、「歳を重ねるのも、悪くないな」と思ってもらえる光になりますように。
PAIN IS BEAUTY. 痛みを知るたび、私はまた少し、美しくなる。
私が「20年の鎧」を脱ぎ捨て、マチアプという戦場に飛び込むことになったキッカケはこちら。


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